fuji-pat(藤松特許事務所)のブログ的知財

アイデア、発明、デザイン、ロゴなどの知的財産について、ブログネタ的に語ります。

2016年08月

アイデアを図面化することが、特許・実案・意匠の権利化への道

アイデアを図面化することが、特許・実案・意匠の権利化への道


・材料・素材の組成、化学工程など以外のアイデア、製品、技術については、まず、相談者の頭のなかにある構想・考えをラフ図面レベルで、描いて頂きます。

というのは、
・意匠は、物品の外観の形状(デザイン性)に関する知的財産権なので、当然、出願申請書類には図面が必須です。

・では、特許、実用新案に関する知的財産権の出願申請書類について、図面が必要なのかとえ言えば、法律上では、特許については必須ではなく、実用新案では必須ですが、材料・素材の組成、化学工程など以外のアイデア、製品、技術については、特許も必須です。

・出願申請書類において、弁理士が作成するこれらの権利を特定するための特許請求の範囲や、実用新案登録請求の範囲などは、図面と対応するような、そのアイデアの構成や、構造、仕組みなどを上位概念~下位概念の範囲での概念化させる文章作成を行います。


・極論ですが、ほぼこの図面・文書作業で、権利化の方向性の70~80%は決定すると考えてよいでしょう。
 そして、これらの権利化を主張するものが、従来のもの、製品、技術などと、どのような点が相違し、どのような効果(メリット)があるかを、出願書類のなかの特許請求の範囲や実用新案登録請求の範囲以外の文章中に、論理的に説明していきます。
 些細な効果でも、記載しないよりは、記載した方がよいので、発明者が考えてもいないようなメリットなどを、弁理士は拾い上げていきます。

これらを、明細書を見ようみまねで作成して相談にこられる方が、時折おりますが、ほぼ、この特許事務所業界水準から見ると、ほぼやり直し水準レベルだという感想です。
(大体、一部修正ではなく、一から作成し直したいという感想です)

以上


 

流山商工会議所サービス緒業部会総会の日

流山商工会議所サービス緒業部会総会の日

本日は、 総会にて司会を務めさせて頂きました。
無事総会は、終了致しました。

また、総会後の懇親会でも、すばらしい地元のお店で、おいしい食べ物、および、お酒を食す機会を設けてもらいありがとう御座いました。

懇親会のお店は、とんかつ甲子屋でしたが、甲子屋さんでは、料理は、ご自慢のとんかつ以外にもすばらしい料理は、例えば刺身、前菜にすばらしい料理提供頂きありがとうございました。


また、サービス緒業部会総会の辻堂出身の方などと、小職の20代の平塚で過ごしたバブル時代の話で(国道134号沿い、馬入橋、ピザのシェーキーズなど)のローカルに盛り上がり、大変楽しい時間を過ごさせて頂きありがとう御座いました。久しぶりに、楽しい飲み会でした。

 以上 今後も地元流山の発展のために尽力致します

「暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり」を読んで

「暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり」を読んで

インターネット社会、コンピュータ、情報通信端末などが日常生活のあらゆる分野に浸透して、取引決済手段もあたりまえのように電子化されています。
そのような状況もあり、最近、「暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり」;ブルーバックス(株式会社講談社発行)にて、暗号通貨や、金融市場の仕組みについて、興味深く勉強しています。

例えば、
・オンラインショッピングでのクレジット決済、ネットバンキングでの即時決済処理など
・プリペイドカード、スマホにより電子マネー決済、オンライン課金など
この他にも、一部の取引において、世間を騒がせた「ビットコイン」など暗号通貨も利用する企業もあります。


このような決済手段が、現金・紙幣の現物貨幣の決済手段に代わり、このような取引決済手段が便利なのは、対面取引、時間、場所、などの制約条件をとっぱらい、即時取引(現物商品は郵送・宅配、無体物商品はダウンロード)・決済ができる点です。

上記の本がとても興味深かったのは、暗号化通貨の解説だけでなく、中央銀行・金融市場・国債などの関係についても、金融素人の自分に対しても、わかりやすく説明されている点です。
この本から、中央銀行、国家財政、金融市場、国民という観点から通貨制度、財政、税のしくみを考えてみるのもよい勉強になりました。

また、暗号化通貨については、一度、読んだだけではまだ理解しがたいですが、簡単に言うと「暗号化通貨の本質はデータを複製させずに流通させる機能」であるそうです。
まだまだ、興味深い内容があり、暗号化技術等についても、掘り下げてみたいという感想です。

以上



 
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